デイサービス看護師が辛いと感じる理由。次の転職先はどこにする?
病院より楽かな?と思ってデイサービスに転職したけど、思ったより仕事が辛い。
そう思っていませんか?
たしかにデイサービスは病院業務に比べて、負担が少ないイメージがありますよね。でも実際に働いてみないと中身はわかりません。
何らかの理由で辛いと感じてしまう人もいるでしょう。
この記事ではデイサービス看護師が辛いと感じる理由や、次の転職先はどこを考えたらいいのかなど、お伝えしたいと思います。
デイサービス看護師の辛いこと
看護師が少なく責任が重い
デイサービスの求人を見ると
- ブランクOK
- アットホームな環境です♪
なんて書かれていることも多く「ブランクがあっても大丈夫なくらいだから、楽なのかな?」と思ってしまいますよね。
- たしかに介護施設は病院に比べて業務の負担は少なめです。
- しかし、看護師の配置人数が少ないのが落とし穴。
- 規模にもよりますが、多くのデイサービスにおける看護業務は1〜2人で業務を行う感じだと思います。
そのため人によっては「看護師の責任」が重くのしかかる可能性も否定できません。
例えば利用者さんの急変。
看護師が主導となり、各スタッフに指示を行うことも少なくありません。
急変でなくとも、介護スタッフから問い合わせが来ます。
- 「血圧が160台なのですが」
- 「頭痛があるようなのですが」
と、ちょっとした患者さんの体調の変化に対しても判断が委ねられます。
急変対応に慣れていたり、1人で判断できたりする看護師は何も問題はないと思いますが、
ブランクがある看護師にとってはなかなかのプレッシャーですよね。
いざ働いてみたけど、責任が重くて辛い。
そんな場合もあるのではないでしょうか。
仕事に物足りなさを感じる
仕事に対して物足りなさを感じるのは、比較的スキルに自信のある看護師が感じやすい辛さかと思います。
これまで医療の最前線で働いてきたバリキャリ(?)看護師や、そうまでいかなくとも、そこそこレベルの高い職場で働いてきた看護師にとっては、さすがに物足りなさを感じるでしょう。
しかしそんなバリキャリ看護師さんも、なぜデイサービスに転職しようと思ったのかを考えてみてください。
忙しい看護師の仕事から、少しゆったりとした職場で働きたいと思ったからではないでしょうか?
まぁでも、実際に働いてみないと、自分には合っている職場かどうかはわかりませんからね。
給料が低め
デイサービス看護師は、病院勤務に比べて給料が低めです。
しかし残業や夜勤がない職場ですから、その分給料は少なくても仕方のないことかも知れません。
看護師の職場って
「お金を取るか、時間を取るか」
どちらかの選択になってしまいますよね。
子育てをしている人なんかは夜勤や残業がない職場の方がありがたいです。
でも子育てってお金もかかるから、給料も欲しいんです泣
民間の企業が運営しているデイサービスなんかだと、少し給料が高めのところもありますよね。
ただ、ボーナスが少なかったり。
デイサービスなどの介護施設の給料を比較するなら「毎月いくら」というより年収で見た方が良いですね。
レクリエーションが苦手
はい、これ私です。
私はデイサービスに近い介護施設で働いたことがありますが、
レクリエーションが超!苦手で避けていました^^;
普段は介護スタッフさんがいるので、ほとんどやってくれますが、
昼食の前後は介護スタッフさんも忙しいことがあり、お昼前の体操をやらされそうになルンです。
でも私、本当に人前で大きな声を出すのが苦手で、何がなんでも代わってもらいました^^;
ごめんなさい。
苦手な人は本当に苦手な業務ですよね、わかります。
送迎が大変
レクリエーションもそうですが、デイサービスでは看護業務以外の仕事も行う場合があるんですよね。
朝晩の送迎もその一つです。
車に利用者さんを乗せて、お家まで責任を持って送り届けるのって、プレッシャーですよね。
車の運転はしないとは思いますが、小規模のデイサービスでは当日の人員配置によって送迎を任される可能性も。
看護師なのに、送迎は辛い。
そう思ってしまう方もいるかもしれませんよね。
デイサービスが向いていない看護師とは?
一見楽そうなデイサービス看護師も、辛いときはあるんですね。
でもどんな職場にも向き不向きがあります。
「デイサービス看護師の辛いこと」をもとに、デイサービスでの仕事が向いていない看護師をまとめてみました。
介護業務が苦手な人
デイサービスは昼間のみ、利用者さんをお預かりする施設です。
職場によって異なりますが、介護度が低い比較的元気な高齢者さんの利用が多いです。
しかし、車椅子の方はもちろん、日常生活介助が必要な方もいます。
日中はレクに参加せず、ベッドで過ごす方もいるでしょう。
なので、場合によってはトイレ介助や食事介助もすることもあります。
基本的に介護スタッフがいますので、介護関係の業務に関してはそちらがメインで入ってくれますが、人手が足りないときはどうしても入らなければいけません。
特に食事やトイレの介助は、スタッフが多ければ多いほど早く終わりますからね。
そんな介護業務がそもそも苦手な人は、デイサービスには向いていないかもしれません。
人前で大きな声を出すのが苦手な人
デイサービスをはじめとした介護施設では、利用者さんと共にレクリエーションをしたり、体操をしたりします。
介護スタッフの方がメインで入りますが、看護師も入るところもあるでしょう。
利用者さん全員の前で何かをするときは、大きな声ではっきりとした口調で話さないと伝わりません。
もし、人前で話すのが苦手な人は向いていないかもしれません。
スキルアップをしたい人
介護施設でスキルアップができない訳ではありません。
介護分野の知識が身に付きます。
病院を退院した患者さんがどのような流れで施設を利用するのか、どのような問題を抱えていて、どのような介護サービスを受けているのか。
介護施設で経験を積んだ後、再び病院に戻ったとき、高齢の患者さんの全体像を把握しやすくなりましたし、退院後の生活のイメージもすることができました。
そういう面では介護施設での仕事はとても勉強になります。
ただ、最先端の医療を学びたいとか、最新の看護技術を学びたいという人にとっては、介護施設で身につけることは難しいかもしれません。
デイサービス看護師のメリット
「デイサービス看護師って思ったより辛い。辞めたいな」
そう思っている看護師もいるかもしれませんね。
でももう一度転職を決めた時のことを思い出してみてください。
デイサービスにもメリットがあったはずです。
もし、メリット以上に仕事に対して辛さを感じているようなら、転職を考えても良いと思います。
夜勤がない
デイサービスには夜勤業務がありません。
毎日の生活リズムが整いやすいです。
ただ、職場によってはオンコールがある可能性もありますが。
夜勤がないのって本当健康には良いことですからね。
残業が少ない
デイサービス看護師は、利用者さんを家に送り届けた後、自分の仕事が終われば業務終了。
患者さんが常にいる状態の病院勤務に比べて、残業は少ないです。
できるだけ定時で帰りたい人にとっては魅力的ですよね。
体力的な負担が少ない
デイサービスを利用する方は比較的介護度が低いです。
介護度が高い方の利用もゼロではありませんが、病院で何人も体位交換したりトイレ介助をしていた時に比べたら、楽かなとは思います。
(もちろん職場によって差はあります)
座れる時間もありますし、体力面で心配な方はデイサービス勤務もおすすめですよね。
デイサービス看護師。次に考えたい転職先は?
デーサービスにもメリットはありますが
「やっぱり実際に働いてみたら無理。辞めたい」
という人もいるでしょう。
でも、デイサービスが無理ならあとはどこで働けばいいの?と悩みます。
デイサービス看護師が次の転職先を考えるとしたら、以下がおすすめです。
老人保健施設
老人保健施設(老健)も介護施設の一種ですが、デイサービスよりも看護スタッフが多いです。
また老健は「在宅復帰を目指すための施設」という位置付け。
処置や簡単な医療行為はありますが、落ち着いている利用者さんが多いので、病院業務よりは楽に感じる方も多いでしょう。
医師も配置されており、利用者さんのことで悩んだときは誰かしらに相談しやすい状況で、一人で悩むことがないでしょう。
ただ、夜勤もあるのがデメリット。
日勤のみ希望する場合は、日勤常勤での採用はしているか確認が必要ですね。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションも転職先の候補としておすすめです。
訪問看護ステーションも夜勤がないので、体力面で安心です。
また、残業も少ないのもメリット。
職場によりますが、子供の熱などで休まなければならない場合は、利用者さんと日程を調整し直し、振替することも可能です。
色々と融通が効くんですね。
ただ、一人で利用者さんの自宅にいかなければならないというプレッシャーもあります。
しかし最初から一人っきりにさせられるわけではないので、そこは安心しても良いかもですね。
まずはパートでお試し、なんて働き方も良いかもしれません。
まとめ
デイサービス看護師の仕事だって、辛い時ってがあるんですよね。
あまりにも辛い場合、デイサービスの仕事が向いていないかもしれません。
そんなときは転職を考えてみるのはアリです。
ストレスなく働ける職場が見つかるといいですよね。
ではおしまいです。