FP2級の試験で、ほぼ毎回出題されている係数に関する問題。
6つあるのですが、覚え辛くて苦手だと感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は6つの係数の覚え方をご紹介していきたいと思います。
FP検定では6つの係数の問題はどのように出題されるのか
6つの係数に関してはどのように出題されることが多いのか、日本FP協会の過去問題を見てみましょう。
日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務)平成30年5月学科試験より
日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務)平成30年1月実技試験より
出題方法は変わる可能性もありますが、こんな感じで出題されるのをよくみますね。
FP・6つの係数の覚え方
しっかり知識として身についていないと、いざ試験問題として出題されると「あれっ??」となってしまうことも考えられます。
試験当日緊張して頭が真っ白…なんてことにならないように、しっかり確実に覚えていきたいですね。
テキストを見ると、それぞれの係数の使い方(定義のようなもの)が書かれていますが、それをまるっと覚えようとすると、覚えきれません。
FP検定で出題される6つの係数の問題は、係数の名前も実際の数字も選択肢として出てくるので、用語の意味をしっかり覚えておけば、あとは与えられた金額に係数をかければ良いだけなので簡単に解ける問題です。
なので、係数の意味をしっかりおさえておく必要があります。
では早速覚えてみましょうー。
①終価係数
一定金額を複利運用していった場合、一定期間後にはいくらになるか
終価係数は一番覚えやすいかなぁと思います。
- 元本を複利運用
これを覚えておきましょう。
②現価係数
一定期間後に一定金額を得る(貯める)には、いくら元本があれば良いか
現価係数も覚えやすいですね。
- 貯める
- 今いくら元本があれば良いか
で覚えると簡単です。
③減債基金係数
一定期間後に一定金額を得るためには、毎年どれだけ積み立てをすれば良いか
減債基金係数は主に住宅資金など、貯蓄目標額を決めてある場合に使われる。
「積み立て」がキーワード。ですから、
- 積み立て
- いくら積み立てれば良いか
を覚えます。
④年金終価係数
毎年一定金額を積み立て運用した時に、一定期間後の積み立て総額はいくらになるか
先ほどの「終価係数」と似ていて混乱しやすい係数です。
なので2つの違いを覚えると簡単かと思います。
年金終価係数は毎年一定金額を積み立て運用した時、一定期間後の積み立て総額はいくらになるか求める係数です。
終価係数は「元本」を複利運用
年金終価係数は「積み立て」しながら複利運用
この違いを覚えておきましょう。
⑤資本回収係数
一定額の資金を一定期間ごとに取り崩したとき、毎年受け取れる年金額や元利均等返済でのローン返済額はいくらになるか
毎年受け取れる年金額
・住宅ローンの返済額
問題にこのワードが出てきたときは、資本回収係数を使って計算します。
こちらも6つの中では名前も区別しやすいので覚えやすいですね。
⑥年金現価係数
毎年一定額の年金を受け取るためには、今いくらの資金があれば良いか
こちらは②「現価係数」と名前が似ているので、覚えづらいですね。
年金現価係数は、「年金」がキーワードになるので覚えておきましょう。
あとは②で説明したように、
「現価→今いくらあれば良いか」で覚えます。
まとめ
いかがでしたか?
係数の意味が覚えられたら、あとは繰り返し問題を解くだけです。
電卓で計算ミスをしなければバッチリですね。
確実に点数を取れる問題だと思うので、完璧にしておきたいですね。
では今回はこれでおしまいです(^^)