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どんなものが対象?領収書は必要?医療費控除についてわかりやすく説明!

医療費控除ってどうやってやるんだろ?領収書も出さなきゃだめなの?

今回は医療費控除についてお話ししていきますね。

医療費控除という名前は聞いたことがあると思います。

実際どのような決まりがあって、どんな書類が必要になるのでしょうか。

さっそくお話していきますね。

医療費控除とは?

医療費控除は「所得控除」の1つになります。

会社員の所得税と年末調整のについては以前お話ししたので、省略しますね。

所得控除の種類は全部で14種類あり、年末調整の時に一緒に控除してくれるものもあるのですが、年末調整では控除してくれないものもあります。

その1つが「医療費控除」になります。

年間の医療費が10万円を超えた場合、医療費控除が受けられますよ。

「今年は医療費がめっちゃかかるなぁ〜(泣)」

なんて人は医療費控除の対象になる可能性あり。

会社で年末調整が済んでいたとしても、その年の医療費が10万円を超えていた場合は医療費控除が受けられる可能性がありますよ。

1年の医療費がいくらかかっているか計算しておくようにしましょう〜。

領収書を取っておくとわかりやすいですね

医療費控除を受ける場合は会社の年末調整が終わったあと、2月16日からの確定申告で手続きをする必要がありますよ。

計算方法は

(その年にかかった医療費−保険などによる補てん金)−10万円

*その年の総所得金額が200万円未満の人は総所得金額の5%。

計算で出た金額に所得税率をかけた金額が還付されるということになります。

保険金をもらった場合は、かかった医療費から保険金分を引かれます

病気や怪我などをして医療を受けると、保険に入っている人は保険金がでますよね。

そういった場合は、上記の計算式にあるように医療費の支出額から保険金による補てん額を引いて計算します。

保険金をもらった人はそれも頭に入れておく必要がありますね!

女性にとっては大事な部分でもある出産に関する費用については、出産一時金があるので、そちらも実際にかかった費用から一時金分が引かれますよ。

ゆずぴ
ゆずぴ

保険などによる補てん金は出産育児一時金の他高額医療費も含まれます!

控除額は200万円が限度です。

例:1年の所得金額が400万円のサラリーマン。医療費が30万円かかり、保険金10万円をもらった場合

まずは先ほどの計算式で控除額を出しますよ。

(30万円−10万円)−10万円=10万円

これが控除額。

年収400万円の人の所得税率は20%なので、

10万円×0.2=2万円

結果2万円が還付されるということになります。

ゆずぴ
ゆずぴ
これはサラリーマンの場合です。自営業などの人で、年末調整がなく確定申告のみする人は還付という形ではなく、所得税額が少なくなる形になります。 

医療費控除の対象になるものとは

医療費控除の対象になるのは、その年に支払った医療費になります。

治療は年内に受けていても支払いが翌年になった場合は、翌年の医療費控除の対象になるので気をつけてください!

ではどんなものが医療費になるのでしょうか?簡単にまとめていきますね。

控除の対象になるもの

  • 医師、歯科医師等による病気、怪我の治療費
  • 病気や怪我の治療または療養に必要な医薬品の購入代金
  • 病院に行くための交通費
  • 入院費
  • 義手、義足、松葉杖、義歯などの購入費用
  • 出産にかかる費用(妊娠と診断されてから、定期検診などの費用も)

医療費控除が認められないもの

  • 健康診断の費用 (ただ、健康診断によって何か病気が見つかり、治療が行われる場合は控除の対象になります。)
  • 医師への謝礼金
  • 美容のための歯科矯正
  • 病気の予防や健康増進のために用いられる医薬品の購入
  • 自家用車で通院する場合のガソリン代、駐車場の料金
  • タクシー代(公共の乗り物の利用が困難な時は控除対象です)
  • 自己都合による入院の個室代
  • ネガネ、コンタクトレンズ(病気の治療に必要なものを除きます)

病気の治療に関わるものなら控除の対象に

以上を見てみると、医療費控除の対象になるものは

病気の治療に関わるもの」ならば基本的に医療費控除の対象になりますね。

よく調べてから申告しましょう。

医療費控除を受けるために確定申告に必要な書類は?

  1. 源泉徴収書
  2. マイナンバーカード
  3. 医療費控除の明細書
  4. 確定申告書
  5. 医療費や交通費などの領収書
  6. 医療費のお知らせ

3、4の書類はダウンロードすることができるので、家で記入できるところはしておくと楽ですね↓↓

領収書は必ず提出しなければならないの?

領収書などの提出は2018年からなくなり、『医療費控除の明細書』の提出すればよいのですが、5年間は治療を受けたこと等が証明できるように保管しておく必要がありますよ。

  • 病院の領収書
  • 医薬品購入のレシート

などは無くさないようにしましょう。

また、最近はSuicaなどの電子マネーで公共の乗り物を乗る人も多いでしょう。

そういった場合は領収書がないので証明が難しくなりますが、認められるように病院に行った記録、通院のために乗った電車やバスの区間、交通費をまとめておくと良いでしょう。

医療費通知も使える!

家に送られてくる「医療費のお知らせ」。

パッと見て捨てていませんか〜?私もつい捨ててしまいがちですが(笑)

これを提出すると医療費控除の明細書の記載が簡単になり、領収書を保管しなくてもすみます。

持っている方は無くさないようにしておくといですね。

書類作成が面倒な人はソフトを利用しても

税金云々などの書類って、経験がないと記入方法もよくわからないし、そもそも書くのも大変。

そんな人には確定申告などの際に使える会計ソフトを使うと便利です。

無料のものもあるのでぜひ活用したいところです。PCなどが得意な方はこちらが便利ですねっ。

インターネットで申告・納税ができるシステムもすでに導入されていますが、

(e-TAX)

今後はパソコンを使って申告するのが当たり前の時代が来るかもしれませんね〜。

今のうちから慣れておくのもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

医療費ってかかる時はかかりますよね。

長い通院や手術をした人は、医療費控除が受けられる可能性があるので、

レシートや領収書はとっておくことをお勧めします。

では今回はこれでおしまいです(^^)

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