今の会社を辞めたい時って、辞めたい気持ちが先走ってしまい、
辞めた後のことまでよく考えていなかったりします。
新しい転職先が決まっている人はいいかもしれませんが、転職先も決まっておらず、
「失業手当をもらってしばらく休もうかなぁ」と考えている方はちょっと待ってくださいね。
例えば会社を辞めた場合、収入はなくなってしまうけど年金や健康保険料は払わなければいけなかったりします💧
これまでの年収によっては、結構な金額の請求が来ることもあるので注意です。
なのでまず会社を辞める前に、辞めた後どのくらいお金が出ていくのかを調べてから辞めても遅くないはず。
ということで会社を辞める前に知っておくべきお金に関する知識をお伝えしていきたいと思います!
退職金はいくらもらえるか調べよう
まず、自分が今会社を辞めたら退職金はいくら出るか調べてみましょう。
退職金の金額は、各会社によって違います。
就業規則から大体の金額を計算することもできます。聞きづらいですが、可能であれば会社の総務課などに問い合わせてみましょう〜。
退職金がいくら出るかによって、辞めた後の生活プランに関わって来ますからね。
退職金は確定申告必要?
退職金をもらった場合は『退職所得』といって、これまでの給与所得とは別の所得になりますが、退職金の手続きの際に『退職所得の受給に関する申告書』を提出していれば、会社で税額を計算し先に源泉徴収してくれるので、確定申告に行く必要はありません。
辞めた後も支払う必要があるお金
会社の社会保険に加入していた人。
次の就職先が決まっていて、新しい会社が社会保険に加入させてくれるならば特に問題はないでしょう。
退職したのに新しい就職先が決まっていない人は、国民年金や国民健康保険(国保)に加入することになります。
健康保険料
しばらく働く予定がない人やフリーランスで働く人などは、退職後は国民健康保険に加入することになります。
手続きは自分で市役所に行ってする必要があるので気をつけましょう。
保険料は住んでいる地域によって変わってきますが、前年の所得を基準に計算するので、収入がぐん減ったところに高額な保険料の支払いがやってきてびっくりします。
健康保険の任意継続制度
そこで、健康保険はでは「任意継続」という制度もあり、要件を満たせば2年間元の会社の健康保険に加入することができます。
国保よりは少し安く加入できるはずです。
金銭的にすぐに国保は厳しい、、という人は辞める前に任意継続ができるか会社に確認しておくと良いでしょう。
自身の所得によっては扶養に入れてもらうのも手
もしあなたが結婚していて、旦那さんが会社の健康保険に加入している場合、扶養家族として加入することもできる可能性があります。
こちらも所得に制限があったりと決まりがあるので、旦那さんの会社でよく確認してもらいましょう。
年金保険料
年金についても市役所で手続きができます。
年金も基本的に国民年金に加入することになります。
令和2年度の国民年金保険料は月額16540円です。(毎年変わります)
事情があり支払いが難しい人は保険料の免除もあり
また病気やひとり親など、経済的な事情によって保険料の支払いが困難な場合は保険料の免除があります。
全額、3/4、半額、1/4免除があり、申請して審査に通ると保険料が免除、減額されることがあるので、保険料の支払いが困難な場合は申請してみるといいでしょう。
その場合、将来もらえる年金も減額されるので注意ですが💦
住民税
会社を辞めてそのまま収入なしで過ごしていたとします。
翌年の住民税は前年の所得によって決められるので、前年会社員としてバリバリ働いて、お給料もそこそこもらっていた方は住民税の支払いがドンとくるので、要注意です。
収入があれば支払っていけるので大丈夫なんですけど💧
自己都合退職の場合、失業保険はすぐもらえません
「辞めたらしばらく失業手当もらって生活するわー」
ってよく聞く言葉です。
ご存知かと思いますが、失業保険は自己都合退職の場合、3ヶ月の給付制限があります。
失業保険の受給申請をしても3ヶ月はもらえない、ということになります。
この3ヶ月間をどう暮らすか。
貯金を切り崩すか、退職金をあてにするか。
(失業保険を受給するために制限はありますが、バイト程度なら少しできます。)
きちんと考えてから会社を辞めましょう。
まとめ・会社員は何かと守られていることが多い
会社に勤めていると嫌なことも多く「辞めたい!」って思うこと必ずといっていいほどあります(泣)
辞めたら自分の人生変わるかも、なんて期待をしてみたり😅
でも会社員は、雇われの身ではありますが、自身の身元を会社が補償してくれているので社会的に信用度は高いんです。
勤続年数が長ければさらによし。
もし住宅ローンを組んだりする予定のある方は、借りるまで少し待ったほうがいいかも?
会社を退職した後、しばらくお休みしようと考えている方は出ていくお金について調べてみたり、ある程度貯金しておいたり。退職の準備を進めてから辞めるようにしてはどうでしょうか。
もし今すぐ会社を辞めたい!とか会社を辞めようと考えている方がいれば参考にしていただけると幸いです。
では今回はこれでおしまいです(^^)