柿の食べすぎに注意!柿胃石や病気の症状を紹介!

秋の味覚と聞くと、思い浮かぶ代表的な食べ物として「柿」が挙げられます。
旬の味覚である「柿」はとてもみずみずしくて、ついたくさん食べてしまいますよね。
柿はミネラルが豊富で、ビタミンAやビタミンCも多く含まれていますので、風邪や二日酔い、美容などにも効果があると言われている健康的な果物です。
しかし柿を食べすぎてしまうと思わぬ病気の原因になるので注意が必要です。
注意が必要なのは「柿胃石症」という症状と消化器系のリスクになります。
では「柿胃石症」というのはどういった症状なのか?またその他どういった症状に注意が必要なのかを紹介していきます。
注意が必要な「柿胃石症」とは
「柿胃石症」とは名前の通り、胃の中で形成されるカルシウムの塊になります。
胃の中で大きいものでは5センチまでにもなります。
胃の内部の壁に当たると潰瘍ができたり、胃もたれ、不快感の原因にもなります。
また石が腸の方へ流れてしまうと、腸閉塞などを引き起こし、場合によっては手術が必要にもなります。
この石はどのようにしてできるのかというと、柿の渋みの主成分である「シブオール」という成分が胃の中の酸とその周りの食物繊維と混ぜ合わされることによって作られます。
石が形成されるまで、それほど時間がかからず出来上がり、健康な胃にもできることがあるので注意が必要です。
では気を付けることとして、1日どのくらいの量にしておけばいいのでしょうか?
柿胃石は柿2個食べただけで形成された例もあるようです。
1日の摂取量の目安は、「1個」くらいにしておくことが良いでしょう。
その他気を付けるべき症状とは
体にも良いとされている「柿」ですが、食べすぎはダメってことなのですね。
その他にもどのような点に気を付ければいいのでしょうか?
柿には食物繊維が多く含まれています。
食物繊維はお通じが良くなるので、便秘など方にはおすすめです。
しかし食べすぎるとかえって胃腸への負担がかかるので、胃痛や腹痛、下痢などの症状を引き起こすことがあります。
また柿にはタンニンが多く含まれており、血管を収縮させる働きがあります。食べすぎると血流が悪くなることも考えられるので、貧血や体の冷えなどに注意が必要です。
まとめ
秋の旬の味覚である「柿」はついたくさん食べたくなりますが、食べすぎると「柿胃石症」や「胃痛・下痢・貧血」などのリスクがありますので注意が必要です。
しかし柿は栄養も豊富な果物なので、食べない方が良いというわけではありません。
1日1個くらいにしておけば病気のリスクも心配いらないでしょう。
何事もほどほどが大事ということですね。
柿もそうですが、今後は食べすぎに注意しながら、おいしい旬の味覚を味わっていきましょう。