看護師の仕事って汚いもの?看護師の裏の仕事内容とその必要性
「看護師の仕事って汚い」
そのようなイメージを持たれている方もいるでしょうね。
看護師は昔から『3K』といって
- 汚い
- きつい
- 危険
3つのデメリットがある職業と言われてきました。
9Kは今回置いておくとして、3Kのなかに「汚い」が入っていますね。
はい、たしかに汚い仕事はあります。
この記事では”看護師の「汚い」仕事内容”をご紹介するとともに
- 看護師が汚い仕事をやらなくなったらどうなるか?
- 看護師以外の仕事は汚くないのか?
も一緒にお伝えしたいと思います。
看護師になろうとしている方や看護師の仕事内容が気になる方は参考にしてくださいね。
看護師の「汚い仕事」の内容
下の世話
でも、それを知ったからといって「無理」とは思わなかったですが。
学ぶのに必死でした笑
ご存知の方も多いと思いますが、看護師の仕事には患者さんの下の世話をします。
おむつ交換はもちろん、便や尿の処理。
便が何日も出ない人がいたら、お尻に指を入れて便をかき出します。
夜勤明けの朝に尿を捨てるとき、顔に飛んできたときは切なくなります。
(メガネ必須)
痰などの分泌物の処理
一般的に「汚いもの」って、便や尿だけではありませんよね。
痰や鼻水だってそうです。「綺麗」とはいえないでしょう。
看護師になると痰が絡んで自力で出せない人がいます。
そんな人にはチューブを口や鼻から入れて、痰を吸引してあげる必要があります。
吸引した痰が貯まった容器は看護師や看護助手さんが捨てます。
口腔内のケア
寝たきりの患者さんや手が不自由な患者さん、認知症がある方は自分で歯磨きができません。
看護師が歯磨きを手伝ったり、口腔内を拭いてあげる必要があります。
入れ歯を口から出して、洗ってあげる必要があります。
人の口の中も決して綺麗とはいえませんよね。
血液にかかわる処置
特に病院で勤務する場合は、血液に関する業務とは切っても切れません。
採血もそうですし、傷の処置もそうです。
私は外科系でずっと働いてきたので血液には慣れてしまっていますが、
これも「汚いもの」ですよね。
看護師が汚い仕事をしなくなったらどうなるか
と、看護師の裏の業務内容をご紹介してきました。
と思った方もいますか?
でもちょっと待ってください。
もし、看護師「汚い」仕事をしなかったらどうなると思いますか?
- おむつの患者さんは汚物まみれ→感染症に
- 痰を出せない人は痰が詰まって窒息
- 歯磨きができない人は、肺炎に
また「汚い」と言われる排泄物や分泌物などには
患者さんの病状を知る情報がたくさんあります。
- 尿がドロドロしていたら変ですよね。
- 便が黒かったらおかしいですよね。
看護師はただ汚い仕事をしているだけでなく、そこから情報をとって
患者さんの病状を把握しているんですよ。
看護師の「汚い」と言われる仕事は、患者さんの快適さだけでなく、命にもかかわってくるのです。
極端な話かもしれませんが、そうなんですよね。
看護師以外の仕事は汚くないの?
看護師の仕事は汚いと言われます。
では、他の職業は汚くないのでしょうか?
例えば保育士さんもお子さんたちの排泄の処理をしなければなりませんし、
土木関係の仕事をされている方は、土や埃を浴びてしまいます。
普通のサラリーマンだって、上司や営業先の人の口臭がきついと感じることがあるでしょう。
満員電車で誰かの体臭が漂ってきて気持ち悪くなったことはありませんか?
人が働く上では、他人の「汚い部分」を見たり感じたりすることってあると思うんですよね。
汚い仕事をしている人がいるから、快適に過ごせる人がいる
それでも
「汚い仕事をしたくない」
という人もいるでしょう。
それならそれでいいと思います。
でもよく考えてみてください。
汚い仕事をする人がいるから、自分が快適に暮らせているんです。
看護師の仕事に誇りを持っている人もたくさんいます。
他の職業だってそうです。
自分自身で言うならまだしも人の仕事を「汚い」と言うべきではないです。
と私は思いますけどね。
まとめ
今回は看護師の「汚い」仕事内容についてご紹介しました。
これをみて「やっぱり看護師になりたくない」と思うのも良しです。
でも看護師って多くの人から必要とされる誇り高い職業の一つです。
辛いこともたくさんありますが、、
患者さんに励まされたり元気をもらうこともたくさんありますし、すべての看護師がいじわるというわけでもありません。
私はなんだかんだ、看護師をやってよかったなと思っていますよ。
参考にしていただけると嬉しいです^^