NPO法人「日本トイレ研究所」の調べによりますと、現代の男子小学生の3人に1人が和式トイレを使えないということがわかりました。
確かに今どきの家や商業施設は洋式トイレがほとんどですし、子供が和式トイレを利用する機会は減ってきています。
特に男の子の場合、小便の場合は小便器を使うので、和式トイレを利用する機会はほぼないこともわかる気がしますよね。
それに対して学校のトイレ事情は、まだ和式トイレが残っている所がたくさんあります。
公園や古い施設でもまだまだ残っています。
利用したことがない男の子にとっては、どう利用すればよいのか困ってしまいますね。
そこで今回は、和式トイレを利用するための練習方法を紹介していきます。
和式トイレを使えない理由・ポイント
子供が和式トイレを始めてみた時、明らかに洋式トイレと使い方が違います。
そこでトイレと知って困ってしまうポイントをまとめると以下のようになります。
- 座るところがない、便器にまたげない、しゃがむという行為がわからない。
- おしっこは出すところがわかるけど、うんちはどこに出せばいいの?
- ズボンの降ろし方は?どこまで降ろせばいいんだろう?
- しゃがんでみたものの手で持つところがないので、足が疲れる、震えてしまう。
大人でも使ったことがない人がいれば、こんな風に思ってしまうかもしれません。
和式トイレを克服しよう!練習方法は?
実際に和式トイレを利用する前に、まずはおうちで練習してみましょう。
効果的なのは、実際の便器と同じようなモデルを作成して練習することです。
段ボールなどで和式トイレの型を作って、そこで練習するのが子供には一番わかりやすいです。
まずは便器をまたぐことを教え、その後ズボンをどこまで降ろすのか、そしてどうやってしゃがむのかといった順に教えていきましょう。
一番大変なのはしゃがむことかもしれません。
トイレにしゃがみ、その体勢を維持し続けるという行為は、筋力のない子供にはきついことです。
筋力のない子は、しゃがむ体勢を維持し続けるために、まずは足の筋力をつけるトレーニングも必要になってきます。
おうちでトイレの仕方を練習したら、いよいよ実践です。公園や公共施設などにある和式トイレを使って実際に利用してみましょう。
これで和式トイレしかなくても利用方法がわからないということがなくなってくることでしょう。
まとめ
和式トイレを利用できない子供が増えているという状況は、現代のトイレ事情を踏まえれば、子供が和式トイレを利用できないということもわかります。
しかし小学校などではまだまだ和式トイレが多いです。実際に全国の学校の和式トイレの割合は4割にもなるそうです。
和式トイレが使えないからトイレを我慢するということになると、便秘になったりなど健康にも良くありません。
子供たちが和式トイレでも困らないように、しっかりと練習していくことは大切ですね。