冬に蚊がいるのはなぜ?冬でも活動する蚊がいるって知っていましたか?
冬に蚊がいるのはなぜ?
夏の風物詩といえば、蚊を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
藪の中や玄関の入り口で作業をしているといつの間にか蚊に刺されたり、
寝ていると耳元で不快な羽音を聞いたりして、
「どこから入ってきたんだ?」
と寝付けなくなる。
そんな嫌な思いをした経験もあることでしょう。
夏に対して冬はどうでしょうか?
「冬は蚊がいなくなって快適でいいな」と思うんじゃないでしょうか。
しかし、実は冬にも蚊はいるんです。
夏に比べて全体の数や活動が活発ではないため
イメージがあまりないのですが、
冬に蚊に刺されることもあるんです。
冬でも蚊に刺されるのは嫌ですよね。
今回はなぜ冬に刺されるのかを解説していきます。
冬に蚊が発生する理由は
蚊は暑い夏にしか生きることができなくて、
寒い冬は死んじゃうんじゃないの?
と思っている方も多いのではないでしょうか。
蚊が夏に多いイメージがある理由としては、
日本に生息している蚊の種類の中で、
冬の低気温で生きていける種類が少ないからです。
冬を越すことができる日本の蚊は
- アカイエカ
- チカイエカ
の2種類です。
アカイエカは日本全国に生息している代表的な蚊です。
暖かい屋内を好み、夜行性。
赤褐色の体をしていて、よく就寝中に不快な羽音が聞こえてくるとアカイエカである可能性が高いです。
チカイエカは北海道~九州に分布しています。
家の中よりも地下の水たまりなど都市化が進んだ地域に多く見られる蚊です。
いずれも人家や地価の水たまりなど、
冬の寒い中でも比較的暖かい環境が整った場所に生息しています。
ただし夏と比べて活動は活発ではないです。
人間が作った暖かい環境に順応して生活していることは興味深いですね。
夏の蚊はどうしているの?
日本に生息している蚊の中でも代表的なのはヒトスジシマカです。
蚊といえば縞模様の蚊を思い浮かべる方も多いでしょう。
別名ヤブカとも呼ばれています。
ヒトスジシマカは気温が10℃以下になると幼虫も成虫も生き残ることができません。
そのため冬場は卵で冬を越します。
卵の中で越冬をして、夏場に活動するようになるんですね。
ただし決して多くはないのですが、ごくまれに冬に活動することもあります。
これも人間が作った暖かい環境が影響しているのかもしれませんね。
まとめ
今回は冬にも蚊は生息してるということを紹介しました。
冬にも蚊には刺されることもあるので、
「なんで冬場なのに蚊に刺されるんだ?」
と不快な思いをすることもあると思いますが、
決して珍しいことではないということを覚えておいた方が良いですね。
また冬に生息している蚊は人間の作った
暖かい環境にうまく順応して生活していることもわかりました。
生命のたくましさを感じることができますね。
夏に比べれば全体的の数は少ないですが、
冬でも蚊に刺されないようにするためにも対策はしっかりしておきましょうね。